クリスタル、色の持つ意味について
クリスタルは僅かに含有される別鉱物の影響で着色されます。
色にはカラーセラピーでいわれるように『人に与える影響』があり、
クリスタルもその色によって、持つとされる意味が変わってきます。
着る服の色によって気分が変わるように、色による人への影響は
少なからずあることは事実のようです。
グリーンクォーツ(Green Quartz)
ギリシャ・セリフォス島から産出されるグリーンクォーツ。
セリフォス島には真っ白の石畳と家々、蒼い海とカラリと晴れた空がよく似合い、ギリシャ
神話では勇士ペルセウスが退治したメデューサの首を持ち帰ったことから、奇妙な形をした
石が多い島だとされています。
グリーンクォーツは先にいくほど緑が薄く透き通り、細くなっていきます。
歴史深きギリシャの小島から流れ着いた、ペパーミントを想像させる美しい透き通った緑色は
清涼感と同時に、過去の心の傷を癒す力があるように思えます。
黒水晶(Black Quartz)
この黒水晶は岐阜県恵那郡蛭川村田原のものです。
現在、日本で水晶の採掘は行われていません。それは採掘コストと採掘されるもの
(宝石など。含む水晶)の採算が合わないことが主原因です。
(とはいえ、採掘コストが抑えられる海外でも、採掘の主目的は『宝石』であり、宝石を
探し採掘をする最中見つかった水晶が現在のパワーストーンブームに乗って、日本に輸入
されているというのが実情のようです)
風水で黒水晶は『降魔鎮邪』といわれ取り付いた魔を祓い、邪の気を鎮める絶大な効果が
あるとされています。
よくTVで霊能力者がブレスレットで身に付けるのは黒水晶なのだそうです。
しかし、スモーキクォーツは比較的多く見かけるのに比べ黒水晶はなかなか見付かりません。
(スモーキと黒水晶の発色原因の違いと人工黒水晶については以下スモーキークォーツの
項を参照)
天然の黒水晶はそのため、高額になる傾向があります。
スモーキクォーツ(Smoky Quartz)
スモーキークォーツは黒水晶と同じ効果がうたわれる場合が多く、時には黒水晶の代替
として使われます。どちらも水晶の色合いから名付けられた名前なので、
『〜な原因で発色したもののみを呼ぶ』のような決まりはありません。
単純にいえば、透ける黒っぽい水晶がスモーキークォーツ、真っ黒が黒水晶になりますが、
一般的なスモーキークォーツ(煙水晶)と黒水晶の違いについて考察してみたいと思います。
スモーキークォーツの発色の原因
元素記号、SiO2で表されるようにクリスタルは1個の珪素原子と2個の酸素原子から
構成されます。その中で一部の珪素がアルミニウムと入れ替わって、更に周囲に存在する
天然の放射能を浴びてアルミニウムと結合している酸素から電子が放出され、周囲のエネ
ルギー状態の変化が着色原因となってスモーキークォーツの色を生じていると考えられています。
ですから加熱などで、スモーキークォーツのエネルギーバランスが変化すると色は薄く、
逆に放射能を更に照射させると色は濃くなります。
次に黒水晶
黒水晶の呼び名は曖昧で、
『スモーキークォーツの色が濃いもの』
『スモーキークォーツの発色原因(アルミニウムと放射能)とは別の発色原因のもの』
『更なる放射能により結晶構造が破壊されたもの』
など処々いわれはあります。
どれも正しいといえるのでしょうが、実際に見ているとスモーキークォーツには艶があり
ますが、黒水晶には艶がないことに気付きます。透けないほどの黒い水晶は大概艶消
し状です。
やはりスモーキーとの発色の違いがそうさせるのでしょう。(黒水晶でも水晶である限り、
強力スポットライトを当てると透けます。全く透けないのであればオニキスの可能性が
高いので注意が必要です。ここでいう透けないとは通常光で透けない程度をいいます)
人工の黒水晶について。
透明な水晶にコバルト60のガンマ線をあてて黒くした人工黒水晶というものが存在し
ます。アーカンソー産やブラジル産のものが多いようです。
見分け方として、
・黒が濃い(スモーキークォーツに比べ)割りにスモーキークォーツに負けずと劣らず
の艶がある。
・濃い部分と薄い部分の色の差が明確
・原石であった場合、根元のあたりが白い
・通常のクリスタルと値段の差がない(黒水晶は大変貴重ですので、数倍高くなります)
などの特徴があります。
天然石に拘るのであれば、参考にしてみてください。
シトリン(Sitorin)
黄色のクリスタルを、シトリンといいます。
その名はフランス語で柑橘類の果物を意味する『シトロン』から由来するとされています。
黄色は穀物の実りや、豊穣の大地を想像させることから、『金運』や『繁栄』、『豊かさ』を
司るクリスタルとして人気があり、疲れたときや、ここぞというときのパワーアップ、また
落ち着きたいときや、対人関係をスムーズにさせたいときにシトリンはよいとされます。
黄色の発色は、クリスタルを形成する珪素の一部に鉄が含まれるためで、
透き通ったその美しい黄色は、宝石としても人気があります。
但し、宝石として用いられるシトリンは、通常熱処理をして美しさを際立たせているものが大半です。
(写真のシトリンも紫水晶(アメシスト)を加熱処理して、紫から黄色に変色させたものです)
天然のシトリンは茶色っぽいものが多いのがその理由ですが、人工にせよ美しいその黄色が
とても魅力的なクリスタルです。
アメシスト(Amethyst)
高貴な紫色が美しいクリスタル、アメシスト。
宝石としても、とても有名なクリスタルです。
紫は『優雅』や『高貴』を表す色。
その昔は高貴な色として、限られた人々のみが使える色でした。
アメシストの名は、ギリシャ神話の女官アメシストから由来するとされています。
そして、ギリシャ語の『酔わない』を意味するこの言葉通り、
アメシストには雑念を祓い、本来の自分(霊性)でいられるように導く石とされています。
また、アメシストには持つ人を護る保護の石ともされ、他者からの波動を穏かにする効果
もあるとされています。
心を沈め、正しい道へと導くとされるクリスタル。
古来より様々な国や地域で、神聖な石として崇められてきました。
発色の原因はシトリン同様、クリスタルを形成する珪素の一部に鉄が含まれるためで、
その差は含まれる鉄がイオン化しているか否かです。
(強い光にアメシストを当てると鉄イオンに影響し、色褪せることがあるので注意が必要です)
心落ち着かせ、本来の自分でいるために。
美しく高貴なクリスタル、アメシスト。
尚、日本では『アメジスト』という呼び名が一般的でしたが、『アメシスト』の方が英語の
発音により近く、最近になって呼び方が変わってきています。
個人的にも、『アメジスト』は強いイメージ。『アメシスト』は穏かで繊細なイメージがあり、
後者の方が気に入っています。
順次追加予定
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